色々な演奏家、オケ団体と仕事をしていると
やはり色々と善し悪しが見えてきます。
本当にいい音、意味のある音、プレイヤーの音楽への理解力、
そういったものが仕事を通して見えてきます。
なので、こなし仕事をしていると直ぐに音に現れるので
そういう人とは仕事をしなくなります。
実は今回の仕事でブラッセル交響楽団の前は
ロンドンシンフォニーオーケストラと
アビーロードで録音する予定でした。
が、残念ながらこちらからお断りしました。
理由は色々とありますが、良い音楽が出来る気がしませんでした。
世界のオーケストラ、世界のスタジオであれ、
その辺りは相手が誰であろうと、かなりシビアに物事を見ています。
結果、ブラッセル交響楽団とやって大正解だったし、
自分の判断は間違えていませんでした。
ブラッセル交響楽団は音楽に対して本当に真摯に
取り組んでくれました。
それが見事に音に現れているのです。