通常の音楽家は一つのジャンルを突き詰める傾向がありますが、
劇判作家は色々なジャンルが書けないと話になりません。
オーケストラを書いていたかと思うと、
ロックバンド風な曲を書いたり、民族音楽、ジャズ、テクノ・・・
など、なんでもこなさなければいけません。
打ち込みでそれっぽいもの、ということであればなんとか
でっち上げる人は沢山いるのかもしれませんが、
これをちゃんと生録音でしかもクオリティが高く、となると
かなり1ジャンルを突き詰めた状態でないと作れないわけです。
しかも、楽譜の書き方も全然違うし、ディレクションの方法も違います。
そういう技を身につけたとしても実際の制作では時間もなければ予算もない。
なので、いつも「作曲家になりたいんですがどうすれば?」という
質問に対して大手を振ってオススメできるはずもなく・・・。