一応、恒例?の簡単なレビューを書いておきたいと思います。
本日やっと届いたDP8を早速使ってみました。
インストールはいつもながら何も難しい事はなく普通に
アイコンをダブルクリックして言われるがままにOKを
押していくだけでだいたい3分ぐらいでインストールは完了。
早速立ち上げてみる。
DP7がDP8と表示が変わっただけで立ち上げの画面は
何も変わっていません(笑)。
ただその途中で、メインPluginのフォーマットをVSTにするか
AUにするか聞かれます。AUはPort制限があるので迷わずVSTを選択。
といっても基準をどちらにするかだけで、実は両方のプラグインが
使えます。説明書には不安定になるのでどちらかキメうちで
動かした方が良いとは書いてありましたが・・・。
しかしここで最初の問題が。
VSTにしているのに各音源でPortが出てこない。
どうやらVSTに対応しただけで、VST3には対応していないのかな?
残念! しかたがないのでAUに戻して再起動。
初期設定を色々といじり倒してみたけどDP7と殆ど変わらない。
どうやら、単に64bit化をしただけっぽいですね。
試しに、DP8で作ったセッションをDP7に読み込ませてみたら
やはり何も問題なく立ち上がった。
ということは、ファイル形式は全く変わっていないし、
新しい機能は増えていないと言うことになりますね。
いや、でもいいんです64bitになって音源がDAW単体で
沢山読み込める所に意味があるんです。

さてお次は色々と動かしてみる。
プログラムを最適化したのか、64bit化の影響か、
とにかくウィンドウの処理が早くなっている。
前はウィンドウの大きさを変えるだけで、画面のちらつきが
ありましたが、今回は全くありません。
とてもサクサク動いている感じがします。
今度はMovieの再生エンジンをを大幅に変更したらしいので
かなり大きめのMovieを読み込んでみるものの
こちらも何も問題なくCPU負荷も少なくサクサク動く。素晴らしい。
あと、メニューバーの文字が大きくくっきり見やすくなりました。
これも作業効率があがるポイントの一つですね。

で、DP7から気になっていたチェンジデュレーションコマンド
の不具合がDP8で直っているかなと思い早速試してみました。
この、 チェンジデュレーションコマンドは次の音まで伸ばす
所謂レガートを掛けるコマンドなのですが、同じ音が続く音に
対して実行すると、リリースとアタックが同ティックに
いるため次の音がちゃんと発音されずブチブチとリリースが
切れてしまう問題がありました。
結局こちらの問題は直っておらず、引き続きレガートを掛けた後
いくつかデュレーションを引いてやらないといけない。
面倒ですね。

最後に、昔作った曲(2管編成のオケ曲)を立ち上げて
スピードを測ってしました。
128sampleに設定し、48Khz-32bit 浮動小数点にし、動かして
みたところ70%ぐらいのCPU負荷率で問題なく動きました。
素晴らしい。だんだんと求めていたものになってきました。

MIDIの編集に関しては細かいコマンドが沢山用意されていて
本当に打ち込むのが楽なのですが、やはり昔からある古い
シーケンサーなので今の時代に合っていない操作性であったり
必要のないコマンドがあったりともう少しシェイプアップして
もらいたい感じがします。
特に画面に関してはごちゃごちゃしすぎて非常に疲れます。
もっとシンプルなデザインに変更してもらいたい。

しかし、おおむね今のところ大きなバグもなく
良い感じです。64bitになったのでメモリ関係で
OSごと吹っ飛ばす事が少なくなったんですかね?