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【1999年11月 加藤正人さん】

まずは「加藤正人をディープに知る」ための基本的質問。
一見お若く(?)お見受けしますが、本当はおいくつなんですか?
よろしければ、生年月日、星座、血液型あたりを・・・。

1963.3.28 おひつじ座 O型
あんまり僕のことなんか、ディープに知ってもらっても、しょうがないと思うのだけど……。(笑)

趣味はなんですか?

読書、スキューバ・ダイビング(クロノで忙しくて、ずっと行ってないけど)
フィギュアとか人形とか、おもちゃ集め。

現在(株)スクウェアにて開発部長などしておられますが、ここにたどり着くまでの遍歴を(20才すぎぐらいからで)教えて下さい。(手掛けたゲーム等も)

いや、ただの歌って踊れる、企画屋です。(笑)
今回は、なんの因果か、うっかりディレクターなんてものをやらされてしまいましたが。
これまで、なにやってきたかと言うと……。なんか履歴書、書かされてるみたいだな。(笑)

大学出てから、ぷーたろー。アニメーター1年くらい。で……
FC キャプテン翼(翼の走りのアニメをドットで描いたのが、この世界での最初の仕事。笑)
FC 忍者龍剣伝1〜3(1は絵を描き、2はシナリオや、今で言うムービーみたいな部分の
の監督。って、もちろん絵も自分で描いてたけど。笑。3は、アクション・パートの監督)
ちなみに、ついでに言ってしまうと、キャプ翼やテ○モのサッカーやアメフトを作った
企画屋さんは、風来のシレンを作ったトミエさんです。で、龍剣伝の生みの親の吉沢さんは
、最近ではクロノアの吉沢さんとして知られてます。一層のご活躍を期待してます。
というか、一発あてて、おいしい酒をおごってください。(笑)

パソゲー プリンセス・メーカー2(企画、演出、絵も描いた)
パソゲー 不思議の海のナディア(企画、演出、絵も描いた。ノーチラス戦のシステムの
元ネタは、いわずもがなのキャプ翼である。笑。このソフトは、プロの脚本家の書いた
キャラのメッセージとか気に入らず、かなり直した。ラストも「助けて、ブルーウオーター!
ピカッ!」で最低だったため、自分なりのアイデアを出したのだが、時期的にアップも
近かったため却下された。今でも自分のアイデアのラストの方が、数倍も出来がいいと
ひそかに思っている。笑)
その後、なんだか忘れたが、ガイナの壁紙集で、ゴルバチョフとか聖徳太子なんかの
アイコンを描いた。アリスの壁紙も描いたな。どうでもいいか。
………………

SFC クロノ・トリガー(企画、物語の大部、演出)
サテラ ラジカル・ドリーマー(監督、脚本、演出)
PS ゼノギアス(企画、演出)
PS FF7(ヘルプで急遽手伝わされて、企画、演出)
スクウェアのイベントの作り方は、ストーリーも結構みんなで話し合って煮詰めるし、
細かいサブ・イベントなんかも割り振られた担当にある程度好き勝手に作らせて
しまうので(と言ったって、出来がわるけりゃ、当然ボツだよ。笑)、シナリオ担当
としてクレジットされてる人間がゲーム中のすべてのお話を書いてるわけではない。
トリガーは、はじめのプロットの頭の方は堀井さんが作られて、その後僕が全体を
書き直して、後に、時田さんや北瀬さんのカラーで作られたサブ・シナリオが追加されて、
といった風に、なんだかもうグチャグチャだったりはする。
ただ古代編は、100%僕のオリジナル。というか、古代編の話を書いた後、天上の街や
王宮、ダンジョンまで、全部ひとりでイベント作った。(笑)
ラジカルは、メーンの話を自分でデータに落として、分岐のサブ・ストーリーは
駆け落ち編とか宇宙刑事編とか、コンセプトだけ作って、後はそれぞれの担当に任せた。
あ、ひまわり編にだけは一切タッチしていない。あれだけは、ハナから島本に好きなように
やらせた。というか、なるたけ関わり合いになるのを避けた。(笑)
ゼノのアルニ村、シタン家、シェバト他。FF7のクラウドが廃人になってる村とか、
ライフ・ストリーム落ちたとことか、決戦前夜のクラウドとティファのやりとりとかも、
好き勝手にやらせてもらった。
というか、少しは他人の言うこと聞け。(笑)

PS クロノ・クロス(監督、演出)
クロスも、サブ・クエストとかは、それぞれの担当の企画の人間に任せてしまってる。
いや、自分の受け持ちのデータ作るので手一杯で、それどころじゃなかった……、
というのは、絶対にここだけの、内緒の話である。
まあ、いつものことか。(笑)

なぜスクウェアに入ろうと思ったのですか? そして今のスクウェアでの心境は?

ガイナでマイナーの悲哀を味わったので、次はでかいとこがいいな、と。(笑)
ああ、エヴァあてる前の話だから。
今の心境は……。これを語ると、やばくなりそうなんで……。いや、別にふかい意味は
ないけど。(笑)

ゲーム作家でなかったら、自分は何をやっていたと思いますか?

うーん、自分のやりたいようにやって来て現在があるわけだから、今の自分じゃない
自分て想像つかないな……。
逆に、明日にもゲーム屋やめて、別のことやってるかもしれない、という危なさはある。(笑)
あやしい、中古おもちゃ屋の店長とか?(笑)

お休みの日には、普段どんなことをしていますか?

この1年くらい、土日なんか、なかったような気が……。(笑)
遠い遠い昔……、あまりに懐かしい、まだ休みというものがあった頃は、本屋やCD屋、
オモチャ屋まわりをしてた。潜りに行ってない時は。

今、一番やりたいことはなんですか?

潜りたい。南の島。
ああ、プール・レビュー受けなきゃ……。(泣)

では、光田康典との深〜い関係について、おたずねします。
光田と出会ったのはいつ頃? その時の状況を教えて下さい。

クロノで一緒に仕事したのが最初。
別に運命的な出会いとか、したわけじゃないし……。電流火花が走ったとかね。(笑)
そもそもスクウェア入ってすぐ右も左もわからないとこで、いきなり40人くらいの
プロジェクトに入れられて、じゃあシナリオでもやって、みたいなノリだったんで……、
どういう出会い方をしたのかなんて、さっぱりおぼえてない。ゴメン。(笑)
入ってすぐ自分のマシンもなくて、大会議室で全員集合の大会議。レポート用紙に
パーティの連携ワザのアイデアの落書きをしてもってったのだけ、よくおぼえてる
んだが、その時光っちゃんがラジカセで自作の曲のプレゼンやってたのが、最初だったかなあ?

光田に対する第一印象は?

なんか、やたら若い兄ちゃんが、前向きにひとりで気をはいて頑張ってるなーというか、
まさかこの兄ちゃん、ひとりなのか、うちのチームのサウンド? ……大丈夫なのか?
……といったようなことを、うっかり思ってしまったような気もする。
いや、冗談じゃなくて。許せ。(笑)

こうして数年、色々とつき合ってみて、今の光田はどんな感じに見えます?

どうだろう? 昔より、丸くなったかな……。
昔は、覇気というか、野心みたいなものが、ストレートに表に出てたような気がする。
悪い意味で。(笑)
いいのか、こんなこと、書いちまって? オレ、知らないからな。(笑)

逆にご自分は、彼にどう思われていると思いますか?

うーん。人にどう思われてるかなんて、そう言えば、気にしたことないな。最近。
(って、どーいう人間だ? 笑)
ズバリ! 曲に難癖つける、ヘンなこだわりをもった、プログレおやじ。
でも、泣きのメロディにはめちゃくちゃ弱い、とか。(笑)

加藤さんから見て、光田康典の素晴らしいところは?(あれば、の話)

柔軟さ。
生み出してる曲が、すべてを語ってくれてる。
そもそも音楽家ってだけで、私としてはうらやましく思っちゃったりする。

反対に、光田康典の「ここだけはカンベン!!」ってところは?
(あればあるだけ書いて下さって結構です!)

特に、これと言って……。
ああ! 強いて言うなら、マスターアップ、ギリギリまで曲つくってるのは、
お願いだから、やめて欲しい。
って、自分も一緒だ、そりゃ。(笑)

光田がスクウェアを離れてフリーになったことについて、どう思いますか?

その方が、断然よかったんじゃないかな。
とか言っちゃうと、なんかやばいような気もするので、いろいろと大変だと思うけど
頑張ってください、なんて言ってみたりして。(笑)

そして今回、再び一緒に「クロノ・クロス」という仕事をすることになってどう思いましたか? (どうして音楽担当に光田を選んだのですが? その辺のいきさつを。)

まあ、トリガー、ラジカルと来てるいじょう、クロスも一緒にやるしかないな、と。
会社としては、やめてフリーになったヤツに仕事やってどうする? みたいなのが
あったんだろうけど、こっちとしては、フリーだろうがうちの社員だろうがそんなことは
どうでもよくて、あの音がクロノには必要だから、一緒にやるだけ、みたいなね。

それに、こっちでいちいち細かく説明しなくとも、ちゃんと思ったとおりの曲が
上がってくるので、非常に仕事が楽だ、というのもある。(笑)

以下、ゲーム「クロノ・クロス」についてお訊きします。
この企画が立ち上がったのはいつ頃なんですか?

ゼノ終わるか終わらないか、くらいの頃だった。
ああ、これでしばらく何も考えずに休める、とか思ってたら、いきなり呼ばれて
次なにやろうか、と?(笑)
それで結局休み中も、心のどっかで、ああ次どうしようって考える羽目になった。(笑)
で、休みあけてすぐ、プロジェクトとして、スタートした。
そう言えば、ゼノ発売日、まだ休み中だったんだけど、一応ゼノ・チームのみんなが
出社して、次どうしようか、みたいな話がちょっとあったらしい。まだ、みんなが次に
どのチームに行くか確定されてなかったからね。「らしい」というのは、その日僕は、
出社しなかったから。南の島で、潜っていて。(笑)
なんかそれで、クロス・チームに来るのをやめて、別チームに流れた人間も結構
いたみたいだが……。まあ人生、人それぞれだから。(笑)

きっかけが「ラジカル・ドリーマーズ」という作品の存在だったようですが、その辺のいきさつを教えて下さい。

ここらへんの話をはじめると、また長くなるんだけど……。
クロスのCDのライナーにちょっとそこいらの話は書かせてもらったので、
知りたい人は、できればそっちを読んでくださると嬉しいのですが……。
よろしくお願いします。
って、もちろん営業です。ぜひCDを。(笑)

ああ、向こうに書かなかったことを書いとこうか。
でも、ラジカルの話をはじめると、トリガーの話になっちゃうなあ。
トリガーも難航してね、終盤トップがすげかえられちゃったんだよね。
あの頃は、毎日会社に行くのがイヤでしょうがなかったな。メチャクチャ胃は痛いし。
そんななかで、古代の天上界のイベントを、ここだけはオレがやる、誰も手を出すな!
みたいなノリで、一人でこつこつ作ってた。
ああ、そー言えば、スタッフ・ロールをどうするかって時に、「一番偉いお方」から
「シナリオ担当」は上の企画の人たちってことにしようか、みたいな発言があったりしたな。
べつに肩書きなんかどーでもいーや、と思ってるんで、どうぞ御勝手に、とか傍観してたら、
時田さんや北瀬さんが、さすがにそれは……って、話になって、結局「ストーリー・プランナー」
という、なんだかよくわからないところに僕の位置は落ちついた記憶がある。
そんな状況だったので、終わった時も、あー、やっと終わったよ。せいせいしたー、としか思わなかった。
これでようやく解放されて、別のことがやれる、みたいな。
でも、そんなトリガー末期の殺伐とした気持ちが、ラジカルに尾をひいてるのは、
否めないような気はする。小娘のくせに、やたら厭世的なセリフをはく、キッドとか。(笑)
テキスト・ベースってこともあって、どうしても内容がシリアスよりになっちゃった、
というのもあるけどね。当時生きるか死ぬかの、サバイバル・アドベンチャーを目指していたし。
ホラーをやりたいっていうのが、心のどこかにあった。その後でバイオが出ちゃったんで、
もういいや、ってなっちゃったけど。(笑)
まあ、その反動で、脳天気なサブ・シナリオは、とことん突き抜けて脳天気、みたいな
ことになってるんだろうな。バランスだよね。
ここらへん、書き始めると長くなりそうなんで、こんなところで……。(笑)
ただ、一般発売されるわけじゃないし、一銭にもならないんだから、思いきりとことん
趣味でつくってやれ! みたいなところは、はじめからあった。
ある意味、ラジカルではじけて、自分なりの道を見つけた、というか、踏み外して
しまった、というか……。(笑)

その「ラジカル」→「クロノ・クロス」は、1つのゲームとして実を結びましたが、これは加藤さんの中で暖められてきた小さな卵がどんどん大きくなって、思いも熱くなって殻を破り、ついにここまで来たという、加藤さん個人としてもすごくドラマのあった作品だと思うのですが、その辺の感慨は、今、ゲーム制作を終えられて、どうですか?

そうやって聞かれると、異常にかっこいいんだけど……。(笑)
でも実際は、あたためた卵もなにも……、その時その時で、やりたいことしかやってないって
だけの話なんだけどねー。正直言ってしまうと。(笑)
けど、トリガー、ラジカル、クロスと、ひきずってきちゃったからなー。長かったねー、
確かに。そう言われてみると。
今は、あー、やっと終わったー! って、解放感だけだな。やっぱり。(笑)
しかし、終わってみると、またいろいろとやり残したことが……。これじゃ、キッドに
刺されそうだな、とか。(笑)
でも、ようやく完結したんじゃないかな。というか、これでようやく、はじめられ
るんじゃないかな、キッドとセルジュの、本当の「物語」が。
フフッ。(この意味深な含み笑いの理由は、クロスのエンディングにて。乞うご期待。笑)

それと、トリガーのPS版のミーティングの際に、ぜひラジカルをおまけでつけた
いのだが、という話も出たんだけど、これは謹んでお断りさせて頂きました。
だって……、あれをあのままのカタチでは出せないよ、やっぱり。文章とかも、今
読むと、かなり恥ずかしいし。(笑)
ということで、こっそり隠しで入ってることを期待した人達、ゴメンなさい。ラジカルは
トリガーにも、クロスにも、入ってませんので。あしからず。

「クロノ・クロス」のおいしいところ、これを是非見てもらいたい! というところをどうぞ!

ハード・スペック云々は……、どーでもいいや。
フィールドも、バトルも、はっきり言って、すごいです。
作り手一人ひとりの、これでもかと言わんばかりの熱い想いがこめられてます。

まあお話に関して言えば、相変わらずちょっと他にはないようなノリで、ヘンです。(笑)
ちゃんとツボは、おさえまくって、ボーイ・ミーツ・ガールなんだけど……。
でも、やっぱり、他のゲームと全然違って、かなりヘンです。(笑)
遊んでもらえたら、その意味は実感できると思います。というか、ショック・ブー!
になること、間違いなしです。
やりすぎて、破綻してるかもしれませんが、なに、物語とはそーいうものです。
(ホントか? 笑)

ムービーの演出も、やっぱりちょっと、ヘンな気はする。
何故に、ここで、サルが……!? とか。(笑)
でも、キッドがメチャクチャかわいいので、すべてを許してしまう気になる。(笑)
ただ、床に倒れて血の気の失せたキッドのシーンが美しいっていうのは、子供の
情操教育上、非常によろしくないような気もするんだけど……。まあ、いいか。(笑)

キッドと言えば、コトブキヤさんの塗装済み完成品のキッドも、メチャクチャかわ
いいので、皆さん、ぜひ買ってください。できれば、セルジュ、ヤマネコとセットで。(笑)
あれが売れたら、第2弾、ツクヨミや星の子、改良フィオの製品化も夢ではないかも……。
って、なぜに、そのライン?(笑)

今回の「クロノ・クロス」の音楽について、加藤さん的には、どのような感想をお持ちですか? (今までの、加藤−光田コンビの作品と比べてどうですか?)

舞台の設定が南の楽園だったりはするので、最初は東南アジア系のノリと、
ギリシャあたりの枯れた異国情緒がいっしょくたになったようなトーンで行けたら……
と思ってたのだけど、どこも結果として絵にマッチした音がついたので、良かったかな。
それに今回は、そんなに曲に関しては口出ししなかったと思う。ゼノなんか、結構細かい
とこまで、ブーブー言ってたからね。
さすがに、お互いのやりたいことが、ちゃんと見えてきたってことなんでしょう。

光田との今回の音楽制作において苦労したところ、逆に楽しかったところなどエピソードがありましたら教えて下さい。

ゲーム中の曲に関しては、今回はいつになく順調だったんじゃないかな。まあ、光っちゃん
自身のなかでは、相変わらずいろいろあったんだろうとは思うけど。
ああ、そう言えば、はじめの頃、同じ街や村でもパラレルのAとBの世界で、別々
に2曲いるよと説明したら、えー、いらないじゃん、そんなの、1曲でいいよ、と応えが返って
きたときは、内心カチンときたが。(笑)
逆に、終盤こっちがかったるくなってきて、もう街の曲とかもAB同じで1曲ずつ
でいいよと提案したら、いや、ちゃんと全部別々にいるよ、やっぱり! と、即座にやり返さ
れてしまったことも、公平をきして書いておこう。

それと、個人的には、実を言うと、エンディング・タイトルが一番、神経をつかった。
はじめから、今回は日本の歌で行こうと決めてあったので、じゃあ誰に歌ってもらおうかと。
当初、上の人間や宣伝サイドは当然メジャーな人に歌わせたがってて、それをこっちは、
そんなのイヤだと、自分ひとりでワガママ通すみたいな感じでつっぱねてしまったので、
正直言って、かなりきびしいものがあった……。具体的なカタチになるまでは。
ひょっとして、自分のワガママで、まわりのみんなに迷惑かけてるのか? と珍しく
悩んだりした。と、一応言っておくのが、大人ってものだろ、ここは。(笑)
逆にそれが、どんどんいい感じに仕上がってゆくのをはたで見ているのは、すごい
楽しかったけどね。

ズバリ! サントラCDが出たら、買いたいと思いますか? (さしあげますけど・・・)その中で気に入っている曲、オススメ曲は?

買うよ、やっぱり。10枚くらい。(笑)
10人くらいだったら、プレゼントしてあげてもいいよ。(笑)

一番のおすすめとなると、やっぱりエンド・タイトル。
ゼノのエンド・タイトルのようなど派手な曲ではないので、はじめは、やっぱり
インパクトに欠けるよな〜とか、内心思ってはいたのだけど、何度も聴いてるうちに
今ではクロスの歌の方が、ゼノを追い出して、私の胸の奥に居座ってしまった。(笑)
特にゲーム本編のラスボス戦からの流れで、スタッフ・ロールの時にこの歌が流れると、
もう涙を禁じ得ない……。って、泣くなよ、自分で。(笑)
オープニング・デモの「時の傷痕」とセットだと、もう大変!!(笑)

今後、もし光田とまたゲーム制作を一緒にすることになるとしたら、今度はどんな
感じのゲーム&音楽をつくりたいですか?

どうだろう?
とにかく、お互い、以前と同じことやってもしょうがないよね、ってスタンスは
共通してるので、またなにか違った、新しい、ヘンなことやりたいね。
でも、押さえるべきとこはきちんと押さえてるので、ご安心、てところで。

(これ、まずい!?)次の作品って、加藤さんの中ではもう決まっているんですか?それともまだカラッポ状態ですか?

ラジカルに引っ張られるカタチで、今回もかなりシリアスな内容になってしまったので、
ここらで何も考えないで、楽しいソフトを作りたい、とか思ってたりするかも〜。
遊んでも楽しいし、作ってても楽しいようなヤツ。
それ行け、星の子、大冒険! とか。(笑)
ダメ?

「クロノ・クロス」をつくり終えて、光田へ一言!

とにかく、おつかれさま!
そして、今回も、たくさんのいい曲をありがとう!
でも、マスター・アップぎりぎりまで、曲を作ってるのは……(笑)

今後の光田へ、言いたいこと何でも言って下さい!

ガンガン仕事して、メジャーになって、でも、いい曲をかきつづけてください。
僕も1ファンとして、柱の陰から、じっと見守っていきたいと思ってます。(笑)

これを読まれている皆さんに、お言葉をお願いします!

最後に、これだけは言っちまおうか。他では言えそうにないし、な。
今回クロスを発表して、こんなのクロノじゃない! という声が結構あったのには、正直、
ちょっとガックリきた……。
確かにハードも変わり、前作から大きく変わった部分もたくさんある。
というか、PSというハードで、今日できるかぎりのことをして作り上げたクロノ、
新しいクロノがクロノ・クロスなんであって、単にトリガーのシステムをそのまま単純に
PSに移行したものなんか、僕達ははじめから作る気はなかった。
だからこそ、クロスはクロスであって、トリガー2じゃない。
それに対して、声高にクロノじゃないと、堂々と断言してしまえる人達にとって、では、
クロノって一体何だったんだろうと、僕は疑問を抱かざるを得ないのだが……?
ひょっとして、トリガーで僕が伝えたかったことなんか、全然伝わってなかったのか?

クロスは、今現在僕らが作り出せる、最高のクロノだ。(最良の、とは言わないけど)
それをクロノと認められないというのなら、もう君のクロノと僕のクロノは、別々の道を
進んでいるんだね、としか言えない……。残念だけどね。
でも、そこまでトリガーを好きになってくれて、ありがとう。

それから、新たにクロスを好きになってくれた人たちには、ようこそ、はじめまして。
そしてやっぱり、ありがとう。

って、ゲーム、まだ発売になってないんだっけ?(笑)
まあ、いいや。クロスを遊んで、楽しんでもらえることを、こころから願ってます。
ほんとだよ。(笑)
また、会いましょう!

……………
ふーっ。
なんか、ゲーム中のメッセージ・データを除けば、久々に長い文章を書いたぞ。
こんなけなげな僕に、愛の言葉はないのか?(笑)
おしまい。

加藤さん、まだまだお忙しい中、けなげに(?)書いてくださり、どうもありがとうございました(笑)。
・・・ってなわけで、さっそくここの担当スタッフ(私だ!)より、愛の言葉を・・・(笑)。 
加藤さんといえば、内面の熱さに反して外見はとってもクールな印象があります。格好もいつもこざっぱり(?)とカッコよくキメています。そんな加藤さんですが、今年7月頃に載った某雑誌の開発者インタビューでの加藤さんは違いました。久々に拝見するそのお姿は、髪も伸び、ああ修羅場なのね(その後更に修羅場は続く。当然です)、と思わずその修羅場を想像してしまうお姿。でも、私は見逃しません。その表情の、何ともイキイキとしていたこと!そして精かんなこと ・・・! ほんとうに、イイお顔をしていました。 モノを創るって、いいな。 クリエイターって、素敵だな、と、ちょっとホレボレしました。 ・・・・・・ってなかんじの愛の言葉で、どうでしょ?(笑)

では最後に、光田本人からも、愛の(?)メッセージを。

いやぁ、うちのスタッフの長〜い質問に長〜い解答を書いてくれて本当にありがとう(笑)。加藤氏とはかれこれ6〜7年のつき合いになるのかなぁ〜、改めて熱い男だってことがわかった。音楽的にもシナリオ的にも、加藤氏とは共通するものが多く、話していても非常に楽しい男です。これからも心に残るゲームをどんどん生み出してもらいたいと思います。
尚、この文章だけ見ていると、“キツイやつ〜”と思われる方もいるかと思いますが(笑)、決してそんなことはないのであしからず……。(単に“アツイやつ”ってことだな)
本当は写真を載せたかったのですが、今回は諸事情により載せることができませんでした。しかし加藤氏からの提案で、加藤氏が個人的に僕にくれた、自作「RADICAL DREAMERS NEXT 1996」の絵を載せたいと思います。
これは、96年夏、某アイリッシュのアーティストのライヴを一緒に観たその翌日、いきなり加藤氏に「これ描いたんだよ、あげる」と、手渡されたシロモノです。前日のライヴに触発されて思わず描いてしまったのだそう。 ・・・そう、既にこの時から彼の頭の中には新たなキッドの世界の構想が息づいていたのです! ・・・って、まだゼノギアス開発中だぞ!(笑)
でもこれが、僕らの中での「クロノ・クロス」の始まり(もちろん当時はまだこの名はない)だったのかもね。尚、コピーは厳禁ですよ、皆さん。あ〜それから加藤さん宛にファンレター・メール(愛の言葉!)を書きたいという方は、掲示板のほうに、どんどん書き込んでください。本人も見るはずです。必ず見せます!
ではでは……かとちゃん、どうもありがとう!



絵:加藤正人
PROCYON STUDIO