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【2000年9月 山崎良さん】

まず始めに、生年月日・星座・血液型・出身地などなどをご紹介ください。

1972年、7月1日生まれ、蟹座のB型(マイペース!)、新潟出身です。新潟いい所ですよ〜。是非一度遊びに来て下さい。

山崎さんは現在、(株)スクウェアの社員としてシンセサイザー・プログラマーのお仕事をされていますが、それ以前はどんなことをされていたのですか? 入社されるまでの経緯を教えて下さい。

以前は(株)JALECOというゲーム会社でサウンドに関する仕事全般をやっておりました。業務用、家庭用問わず作曲、効果音、声優の声編集など、色々やりましたね。今思うと色んな意味でかなり勉強させてもらいました。

光田に初めてお会いになったのは、いつ頃、どんなところで、ですか?

ちょうど僕がSQUAREに入った頃に部屋が隣りだったんでよく見かけました。もちろん「クロノ・トリガー」と「ゼノギアス」で名前と顔は知っていたのでどんな人なんだろうとわくわくしました。その前に光田さんの部屋の機材の数を見て、この人は一体何者なんだ!と圧倒された記憶もあります。

その時の、山崎さんからご覧になった光田の第一印象は?

おお、ネプチューンの名倉にちょっと似てる...じゃなくて(笑)、さわやかな気立てのいいにーちゃんて感じで、こちらも警戒することなく接することができました。

お友達になってみての、現在の光田の印象は、どうですか? 変わりましたか?

仕事をしてみて分かったんですが、結構芯が強いんですよね。こだわりというか奥に秘めたる何かみたいなものをすごく感じました。その辺に共感できるものが凄くあって...。それ以外はやっぱり気立てのいいにーちゃんです(笑)。

ゲーム音楽制作現場におけるシンセ・プログラマーとは、具体的にはどんな作業をされるのでしょうか?

音楽業界でいうところのシンセ・プログラマー(マニピュレーター)と基本的には同じなんですが、ゲームの場合、ハードに音を取り込んだり、曲のデータをプログラミングしたりと内蔵音源で音をならすためのちょっとした厄介な作業があります。これがまた思う通りに綺麗に鳴ってくれないんですよね〜。いわば内蔵音源で曲を綺麗に鳴らす為のスペシャリストといったところでしょうか。

山崎さんがシンセ・プログラマーとして、いつも心がけていらっしゃることはどんなことでしょうか? またお仕事をされる上で「これだけは譲れない」というポリシーのようなものはありますか?

どんな人とでも楽しく仕事をしたいというのがモットーです。とは言え、仕事ですから楽しいことばかりじゃないんですけど、仕事を通じて色んな人と仲良くなって音楽とかゲームの話で盛り上がるっていうのはやっぱり楽しいですからね。それで結果的に良いものが出来上がったら最高です。
ポリシーというかこれは光田さんにも共通するように思えたんですが、ぎりぎりまで妥協を許さないということでしょうか。そんなところ誰も聴いてないよっていうところに全力投球というか...(笑)。やっぱり誰にやらせても一緒なんて言われるのは悔しいですから、自分なりのアプローチっていうのをなるべく試みるようにしてます。


これが山崎さんのご自宅。
「どこで寝るんだ!」(by光田)

山崎さんは、実は作曲もアレンジもお出来になるそうですが、どうして「作曲家」というお仕事を選ばず「シンセ・プログラマー」になろうと思われたのですか?

僕、ホント昔からコンピュータで出来る事っていうのに凄く興味があってその延長にゲームや音楽がある訳で、単純に言ってしまうとテクノロジーそのものが好きなんです(笑)。
ですから、コンピュータやシンセサイザーでどういった事が出来るのか、それを使って自分に何が出来るのかっていうところに凄く惹かれるんですよ。ある意味、今の仕事は天職だと思っていますし(笑)。
作曲も以前はやってましたがどうしても仕事で例えばこの悲しいシーンに悲しい曲をなんてリクエストが来ると無難な方向へ行ってしまって、後で自分で聞き返してみてもちっとも面白くないんですよね。たいていじゃあ好きにやっていいよなんて言われると、知らないうちに聴く人の眉間にしわがよるようなものになってしまいます(笑)。
つまり「自分のやりたい音楽=世間の聴きたい音楽」っていう訳ではないのでその辺に矛盾を感じてしまって今は趣味程度ですが、その辺の可能性を秘めてるのもゲーム業界ならではなので、機会があればまたやりたいとは思ってます。なんかバカゲーを作ろうとかいう企画でもあったら是非お声をかけて下さい(笑)。

『クロノ・クロス』で光田と一緒にお仕事をされて、「これは面白かった」というような出来事は何かありましたでしょうか? また、「これは辛かった」という事は?

光田さんは僕がこうやりたいっていうと大抵やらせてくれるんですよ。それで「こんなんなっちゃったんですけど...。」と言うと「うん、アリアリ。」ってゲラゲラ笑いながら採用してくれたりするんで、そういうやりとりがホント面白かったな〜。
逆に辛かったのはプレステの容量との戦いでしょうか。これどうやったって入らないよっていう曲がバンバン来た日にゃ、実家に帰ろうかと真剣に思いました(笑)。

ズバリ、『クロノ・クロス』は、山崎さんにとってどんな作品ですか?

自信ありますよ!まだ聴いて無い人は是非聴いて下さい。

次はどんなことをやってみたいですか?(あるいは、現在どんな作品に携わっていらっしゃるのでしょうか? その作品を担当される上での山崎さんなりのテーマ・目標などは、ありますか?)

会社の仕事の方はちょっと言えないですが、プレステ2の内蔵音源の限界ってヤツを引き出せるようなものを作ってみたいです。プレステ2になって容量は増えたのですが、まだまだ普通のCDを鳴らすような音質にはほど遠いので我々の腕の見せ所です。
あとは曲そのものをもっと深く勉強してみたいです。最近、作曲(チョコボ、サガフロ2等)の浜渦さんに色々教わったりして、自分なりの音楽理解の幅を広げてみようと試みているのですが、なかなか難しいですね〜。まあそれが出来てたら立派に作曲家としてメシを食ってるんでしょうけど...。

光田がスクウェアを退社してフリーになった時、山崎さんはどう思われましたか? また、現在のフリーとしての光田を、どう思われますか?

ホント僕と入れ替わりでしたよね。フリーって自由な分大変そうなイメージありましたけど、光田さんなら大丈夫でしょう。
最近、崎元さんも辞めちゃったしホント寂しいです...。飲みに行きましょーね〜。

山崎さんは今後、フリーになられるご予定(お気持ち)はあるのでしょうか?(これはナイショですか?笑)

まだまだ企業から離れて一人でやっていくには勉強しなければならないことが山積みなので考えてはいないですけど、でもチョットいいな〜(笑)。食いっぱぐれたら、光田さんの弟子にでもして下さい(笑)。

スクウェアでお仕事をされてみて、「これは良かった(勉強になった)」と思われたことはありますか?また逆に、「こんなところは嫌だなあ(辛いなあ)」と思われることは?(勿論、お答えできる範囲で結構です・・・笑)

人の曲に自分のメスを入れるっていうのがこの仕事ならではなところがあります。そのおかげで、なるほどこの曲はこういう風になってたのかとか、逆に自分ならこうするなっていうのが見渡せるのですごく勉強になることが沢山あります。
やりづらいところは、人が多すぎて誰が何をやっているのか把握しにくいところでしょうか。結局、クロノチームの人達とはメールのやりとりだけで終わってしまった人が随分いましたし、他のプロジェクトでも打ち上げの時に初めて自己紹介なんてこともありました(笑)。

お家でお仕事をされることはありますか?

最近家にも機材が増えて来たので会社で出来なかったことを家に持ち帰ってやったりはします。別に仕事もプライベートも境界線がないのでついダラダラとやってしまうのが悪い癖です。夜中もガンガン音出してたりするので、そのうち管理人に部屋を追い出される日も近いかも(笑)。

もし、シンセ・プログラマーにならなかったら、今頃何になっていたと思われますか?

コンピュータかゲームに関わる仕事はやっていたと思います。間違ってもさわやかに営業とかはやってないでしょうね(笑)。

お休みの日には、どんなことをされていますか?

鉄拳大好き!なので強い人を求めていろんな町を徘徊してます。対戦求む!

山崎さんの個人的なご趣味は?

スノボーです。今年はあんまり行けなかったな〜。初めてジャンプ台にチャレンジしてアザだらけになってしまいました。あとは、変なCD聴いて一人でニヤニヤしています。

山崎さんが今、注目しているアーティストは?(音楽でもそれ以外でも、誰でもOKです)

ゲイシャ・ガールズ復活しないかな。これからは音楽もお笑いだ!


鉄拳好きが高じてついに生まれ変わった山崎さん。
(by光田)

今後、どんなシンセ・プログラマーを目指したいですか?
具体的に目標となる方はいらっしゃいますか?

身近な目標として同僚達に負けない良い仕事をしたいです。現在SQUAREには僕を含めて5人シンセ・プログラマーがいます。河盛さん、岩崎さん、石元くん、野田くん、君達には絶対負けんぞ〜!と同時にお互い良いものを作っていきましょう。

山崎さんの最終的な夢(野望)は、ズバリ、何でしょうか?

最終的にもこういう仕事をずっとやってたいな〜。
6人くらいのゲーム会社のサウンド担当としてヘンテコゲームをいっぱい作ってみたいですね。

これをご覧になられている方々の中にも、ゲーム音楽業界を目指しているという方が沢山いらっしゃいますが、そんな方々に、何か山崎さんからアドバイスをお願いします。(厳しいご意見もお受けします!)

好きこそものの上手なれ...。最近はそれだけでは難しいようですが、結局どんな仕事でも最終的には人とのコミュニケーションですから...。
音楽やるには金がかかります。安定した生活を望む人は足を踏み入れない方がよろしいかと...。

では最後に、山崎さんから光田へ、何か一言お願いします!

また機会があれば一緒に仕事したいですね。
是非今度、鈴木さんや崎元さんも一緒にみんなで飲みにいきましょう。

ありがとうございました!!
山崎さんとは実際にお会いしたことのない私ですが、『クロノ・クロス』の制作中のお話、そしてその結果であるゲーム、サウンドトラックCDが出て、実際にその音を聴かせていただいたことで、山崎さんのお力の偉大さ(?)を知りました。光田にとっても、そんな方と一緒にお仕事が出来たのは、幸せだったと思います。何かと細かい所にこだわり、注文も、文句も(?)多い光田とのお仕事は、さぞかし大変だったことと思いますが、最後まで一緒に同じ地点目指して頑張って下さったことは、良質な音楽を期待している我々リスナーにとっても本当に嬉しいことです。また光田と一緒にお仕事出来るようなことがありましたら、ぜひ良い作品を作り上げていって下さいね。では、光田からのメッセージを!!

いや〜『クロノ・クロス』では本当にお世話になりました。山崎さんの作業の速さに、何度助けられたことか・・・ありがとう! これまで色々な仕事をしてきましたが、音に対してこれほどまで自分の描いていたイメージと近い作品はありません。その理由は何かといえば、一緒に楽しく仕事が出来たことと、ゲームに対して音楽のあるべき姿、という理想において、山崎さんと僕の考え方・意見が一致したということだと思います。そしてできるかぎりの「力」「魂」を注ぎこんだ結果が、ああいう作品になったと言えるでしょう。これからお互い、色々な作品を手掛けていくでしょうが、数年たって『クロノ・クロスの音はダサいね〜』と言えるように頑張りましょう。そして、いずれまた一緒に仕事が出来ることを祈ってます。ふふふ・・・とりあえず飲みますか!

PROCYON STUDIO