最近の歌ものは修正が凄すぎて違和感がありすぎ。
どうしても興ざめして1曲通して聞いてられない。
多少の修正ならまだしも、1曲通して修正が入ると
歌ってもらっている意味がないと思うんです。
あり得ないぐらい奇麗にピッタリ音程が揃っていたり、
頭のフォルマント部分に修正した傷跡が見えたりすると
どんなに曲が良くても音楽そのものに集中出来ない。
ソフトウェアの進化は音楽の良さを削っている気がします。
僕が手がけた歌ものでピッチを触った曲はほとんどありません。
すべてテイク選びでカバーしています。
特にJoanne HoggやSarah Àlainn, Sussan Deyhim,
Briana Gantsweg, 河井英里さんの歌に関しては
完璧だったのでより良いニュアンスのテイクを選ぶという方法。
初音ミクのようにコンピュータらしい独特の
良さを表現するなら分かりますが、
生身の人間でピッチ補正は極力少なくするべきだと思う。