Twitter、Facebookにて昨日はゼノギアスコンサートのBlu-ray発売の告知をさせていただきましたが、想像以上の反響で本当に嬉しい限りです。映像化を望んでいなかった光田さんが・・・とか書かれていた方もいらっしゃいましたが、決して望んでいないわけではありません(笑)。自分のポリシーとしてファンの皆さんに楽しんでもらえるものが作れないのであれば出すべきではないという考え方です。この辺の日記を読み返してもらえると。

http://www.procyon-studio.com/blog/?p=13047

これは映像化云々の話しではなく、全ての商品に言える事だと思っています。なんだか世の中を見ていると、予算がどうの、時間がどうの、人がどうの、という言い訳ばかり目に付くような気がしています。何かを生み出すのは簡単な事ではありません。お金も時間も人も必要です。そして会社や人が生きていくためにはやはり商品が売れなくてはいけません。僕の持論として納得がいくまで制作者が拘って作ればかならず受け手に届くと思っています。もしそれでも売上げが伸び悩んでいたり、受けてに届かなかった場合、何かしらの問題が起こっています。

・まだ本気度が足りない
・宣伝のしかたが悪い
・全ての制作者側の人が納得していない
・そもそも作った人のセンスがない
・その商品が時代に合っていない
・値段と内容が見合ってない

など色々と考えられます。
あと、トータルで見ていない企業は多いなと感じました。今回、ゼノギアスという作品は2年掛けてゲームは制作されました。すべてのスタッフが精魂込めて作り上げた作品です。ですが、当時のスクウェアからしてみれば想像以上の出費だったと思いますし、100万本近く売れたソフトですが利益として考えた場合は会社の希望する額まではいっていなかったかもしれません。しかし、20年目にして大きな利益を生み出したと言えますし、なにより皆さんにこうして楽しんでもらう事が出来ました。さらにはこの事によって再度ゲームをプレイしてくれる方もいるかもしれませんし、スクエニの関連商品やその他のゲームの宣伝にもなりました。そして、再度サントラを購入してくださる方もいらっしゃるでしょう。一時的な売上げばかり気にするのではなく、大きなスパンで捉える事が重要だと思います。その為にはやはり全てのスタッフが作品を大切に扱っていくという基本姿勢が大事ではないかと思うわけです。
ちなみに、うちのサントラなどは回収するまでに2年スパンでいつも考えています。なのでまずは音に拘り、ブックレット、パッケージに拘るというスタンスで商品を作っています。

話しはそれてしまいますが、明日の夜ぐらいから久しぶりにクリスマス限定HPをアップします。是非見に来て下さい。