俳優さんがよくドラマのキャラのイメージがついて、私生活でもそういうキャラだと思われている、と言われる方が多いですが、これ、作曲家や作家などにも言えて、デビューの時の作品イメージや最も売れたものがイメージとしてファンの記憶に残っているみたいですね。自分は民族音楽というイメージが強いらしく、クラシック系の音楽やJAZZなどを作るとそういう曲を作る人だとは思わなかった、みたいな意見を言われることが多々あります。しかし、元々、JAZZやプログレ、テクノなどをバリバリに書いていたし、クラシック系も大好きでよく書いていました。要するになんでも書けなければ、劇伴はできないし、ましてやゲームの音楽はこなせないわけです。だから、ドラマ系の音楽の方がゲーム系の音楽を手掛けるときにジャンルで指定されるものだから、どうしてもなんちゃってサウンドになってしまうわけです。いかに一つの音楽を掘り下げて勉強していくか大事だということがわかりますし、ゲームの音楽は多分もっとも難しい劇判だといっていいでしょうね。