アーティストの方がサブスクは最悪、という発言をされていました。確かに、利益から考えるとサブスクはアーティストにとってメリットが少ないと感じます。CDや配信で音楽を購入していただいたほうがありがたいのは確かでしょうね。自分はレコードというメディアが終わりCDになり、そしてCDから配信に近づいた時からもう音楽にあまり価値は無いし、もっとライトなものになっていくんだろうなーと思っていましたし、ネットワークのインフラが整った時点でYoutubeやニコニコ動画のようなサービスが一般的になることも想像出来ていました。だから、うちのレーベルは商品自体に価値があるものを作る、というコンセプトでこれまでCDやDVDの中身(特にブックレット)に力を入れ、拘って作って来たわけです。ですが、それも終わりが近づいています。そもそも、芸術はこれから消えていくでしょう。今、AI画家がもてはやされているように音楽もAIがつくる時代になり、演劇もそのうちロボットが演じるようになります。そんなに遠くない未来だと思います。ただ、AIといってもそのAIのアルゴリズムを生成するためにはやはり大元の人間が作り出したものが必要です。あと10年弱、自分らしい音楽を作っていけたらと思う今日この頃です。