沢山の楽器に触れ、沢山の音色を頭にインプットする、作曲家にとって非常に重要な点だと思っています。今までの傾向からなんとなく女性作家は音色に弱くメロに強い、男性作家は音色に強くメロに弱い傾向があると思っていました。若いころからこの両方を自分は取得したいと思っていましたし、それが自分らしさだということを意識していました。そしてどこまでも繊細な音楽をつくる、一音一音無駄がなく、研ぎ澄まされた音楽、そういうことが50代になってやっと出来てきた気がします。でもまだまだ知らない楽器が世の中には沢山あります。