本当にこの商品はちょっと・・・
http://pioneer.jp/corp/news/press/index/2041

藤本健さんの記事でもインタビューを受けていたので
一応みてみたのですが、全く納得いく説明がされてなくてビックリ。
最高額は10万円とありますが、ごめんなさい、これは酷いです。
はっきり申し上げてこの商品まず効果ありません。
こういうのをメジャーメーカーが声を大にして売っては
いけないと思うんですよね。
コンピュータ、電源、ジッター、クロック、この辺の構造を
全く理解していないのがインタビューからよく分かりますし、
藤本さんが最後に「音質の違いは分かりませんでした」と
書かれているけどそれはそうですよね。変わるわけがないです。

http://av.watch.impress.co.jp/docs/series/dal/1040282.html

色々なところで何度もいっていますが、
音をよくする順番として、

○ 1にも2にも部屋です。
  音は部屋の影響を最も受けます。
  お金をかけるならルームトリートメントからです。
  上記のUSBに10万だすなら吸音材、拡散版などを買って
  部屋のトリートメントをしましょう。
  ヘッドフォンの方は当然ながらヘッドフォン本体が一番効果があります。

○ AD/DAコンバーターもしくはスピーカー
  これも明らかに音が変わるのが分かります。
  部屋がととのったら自分の好みのAD/DAを買替えてみるか
  スピーカーを変えてみるのもいいかもしれません。
  ただ、スピーカーは部屋の大きさとの絡みもあるので
  色々と試聴して自分に合ったスピーカーを選びましょう。

○ スピーカーのセッティング、スピーカースタンド
  スピーカーにもよりますが、ちょっとした角度で
  音はかなり変わります。ベストなリスニングポイントを設定しましょう。

○ クロック
  こちらも好みがあるので上記の設定に満足し
  更に自分の音を極めたい時に手をだしましょう。
  また、誤解している人がいますが、DAWのバウンスなどで
  クロック変えたから音が良くなると思っている人がいますが、
  それはあり得ません。波形は計算でよって出力されています。
  あくまで試聴の時のD/Aのクロックの精度、
  もしくはA/Dの時の録音時にしか効力はありません。
  ここ間違えている人がいて結構ビックリします。

○ ケーブル&電源
  あくまでノイズ対策がメインで劇的に音は変わりません。
  低音のしまりが良くなった、高域が伸びるとかそれっぽいレビューがありますが、
  ABテストやって当てられる人はまずいないと思っていいと思います。
  それほど変化はありません。
  ただ、いいケーブルは確かにノイズは拾いにくいし
  ハイインピーダンスのギターなどを録音する時はケーブルなどで変化は表れます。
  ですが、ハードシンセなどの出力に何十万円もするケーブルを
  使ってもほとんど効果はみられません。

無駄なお金を使わないように気をつけてくださいね。