仕事をお願いされる時、よく「○○さんぽい音楽で」
と言われる事がありました。(最近は無いですが)
僕はいつも「それだったら○○さんにお願いするのが
一番いいですし、確実ですよ!」と言って
仕事はお断りするようにしていました(笑)。
オリジナルの人にはどう頑張っても勝てるわけないのです。
その人は何年もかけて自分の世界観を作ってきたわけで
にわかな人が作るより絶対に確実ですし間違い無いですからね。
なぜ、そういう注文をするのか全く理解出来ませんでした。
多分、一番の問題は金銭的な話しなのでしょうが・・・。
であれば企画段階で間違えているという話しになります(^^;)。
(プロデューサーの判断不足ですね)
似たような話しで予算はこれしかありませんが、
ハリウッド映画のようなゴージャスなサウンドをお願いします、
といったことも良くあります。
(多分、ゲーム業界の作曲家はみな経験していると思う、笑)
何千万っていう予算を掛けて大きなオーケストラを録ってるし、
打ち込みもその手のプロが時間を掛けてやって、そういう音になるわけで、
ヴァイオリン1本録れるかどうかの予算では到底無理なわけです。
この辺の考え方ってなかなか理解してもらえないし浸透しないんですよね。
にわか打ち込みでやちゃっているのが良くないんだと思います。
ましてや、打ち込みや生の音の違いも判断出来ていないという・・・。