音楽や美術、演劇に映画。一つの文化として根付いたものには必ず反社会性や世の中への不満、意見や主張をテーマとした作品が数多くあります。これは表現の自由という個々に与えられた権利を使って大衆のストレスや不満を芸術によって静めていく、また、世の中の間違った事への主張をしていくという役割があると思います。しかし、ゲームは何故かそういったテーマで作られた作品が少ないとずっと感じていました。「娯楽」だからという一言で片づけてしまえばそれまでなのですが、なんとなく違った切り口から新しい作品が生まれても良いのかなと思っています。そうした意味で「BRAID」というゲームは面白かったなーと思います。