約9年前のXenosaga Episode Iのオーケストラの譜面を見ながら
自ら2010年版としてアレンジし直しているのですが、
当時、どれだけ自分が無知だったかを再確認しました(苦笑)。
それにも係わらず、ロンドンフィルという最高の
楽団に自分の曲を演奏して貰えたことは何にも変えられない
僕の財産となった事は言うまでもありません。
今、当時と同じように同じ譜面を持って行って、
演奏してもらおうなんて絶対に思わないでしょう。
この10年間、自分は何を残せて何を学んできたんだろうと
常々考えていたわけですが、少しながら成長している事が
譜面を通して確認出来た事は、今の自分にとって
とても良かったのかもしれません。
しかし、その一方で9年前は「こういう事が表現したいんだ!」という
強い意志があったからこそ、譜面の出来云々関係なしに
良い物がつくれたのではないかと思っています。
常々思うのですが「知識と気持ち」って対極にある気が
してなりません。(僕だけかもしれませんが)
今の自分に必要なのは、知識と気持ちを同一線上に
もってくる事だと思っています。