CDなどは人間の可聴領域が20Khz以下ということで
それ以上は聞こえていないので44.1Khzで十分であろうということで
CDなどはこの周波数になりましたが、
実際、ヴァイオリンの倍音はどこまで
出ているのか、下記はそれをグラフ化したものです。

Violin倍音

ヴァイオリンを生で聞いた時と、レコーディングした時の音の違いに
いつもビックリしますが、このグラフはそれ以上の衝撃です。
人間の可聴領域の倍の40Khzまで余裕で出ています。
(実際は50Khz以上出ています)
これ、実際は-30dBぐらいの音量で録音されていますが、
40Khzで-90dBもの音量が実際には出ていることになります。
要はそれほどの音をCDでは切り落としているということになります。
96Khzで録音しても48Khzまでですから、ヴァイオリンを本当に
デジタルで再現しようとすると192Khzぐらいで録音しないと
ちゃんとした音は録れないということになります。
しかも、マイクもマイクプリアンプも対応していないと意味がありません。
さて、それを踏まえた上で、どうやってこれからの作品を
レコーディングしていくか、考えなければいけません。