インターネット社会になってからというもの、嘘がどれほど蔓延っているか仕事をしていると目の当たりにすることが多々あります。例えば、今年発売されたゼノブレイド2のサウンドトラックなど海外販売はとある理由からしていません。一つの原因としてはコピー対策というものがあるのかもしれませんが、僕はそんなものは意味がないと思っています。デジタルデーターにした時点でうり二つの素材はいとも簡単に作れてしまいます。昔から言っていますが音楽にどういう付加価値をつけていくか、それを考えるのが大切だと思っています。某アイドルで握手券が付いてくるという売り方はどうなのか?という議論がありましたが、僕はアリだと思っている方です。上記にも書いたようにユーザーが欲しいと思う付加価値をいかにつけていくかという意味では音楽がメインである必要はないのかもしれません。握手をしたい、という付加価値は力強いものがあると感じます。ちょっと話しがずれましたが、その上で、ゼノブレイド2のサントラは読み物としてユーザーが絶対知り得ない情報をブックレットに記載していくという付加価値をつけました。すでにYoutubeでサントラの曲の全てがアップされているのでコピー対策なんてしても意味がないわけです。しかも海外にフィジカルなものは売らせないというメーカーの意味も正直理解不能なのです。そんな事をしても手に入れる人はなんとしてでも手に入れます。今回、たまたまディスクに不具合があって、修正版を購入された方には無料にて郵送することになっていますが、海外で購入された方の割合が多い事、多い事、特にアジア圏の台湾、中国、韓国、香港、シンガポールなど・・・。遠くはポルトガル、ロシア、ブルネイなんて国もありました。中国がコピー大国と言われてますが、ちゃんと購入する人もかなりの数いるということを理解した方がいいし、日本人だってコピーする人はします。人口比率からしたら日本人の方がコピーしている人多いのではないかと思えます。結局何が言いたいかというと、インターネットで伝えられている情報が全て正しいというわけではないということです。