PreSonusのDAWソフト、Studio One 5がリリースされました。研究の為、そしてソフトウェアの発展の為、メインでは使わないけどアップデートし、必ずお布施をしたいと常々思っています。といいつつ、実はこのStudio One 5は密かに期待していました。キースイッチの一元管理、スコア機能など・・・。しかし残念ながら自分が必要だった基本的な機能は備わっていませんでした。
今回スコア機能が追加されたので、6/8拍子の時に付点四分音符=テンポの表記や入力が出来るかとおもったのですが出来ませんでした。これではスコア機能がついても楽譜としては何も約に立ちません。これLogicも出来ないんですよね。これが出来るソフトはProtoolsとDigital Performerぐらいしかありません。(僕が知っている限りですが・・・もし誰か情報をお持ちであれば是非教えてください!)なぜこんな簡単で音楽に必要な機能が備わっていないのでしょうか?やっぱりこのソフトがプログラマ主体のDAWであり、ダンスミュージック寄りのDAWということもがよく分かります。ソフト開発に音楽ディレクター的な方は多分あまりいないのでしょうね。そしてもう一つ致命的なのが、メインウィンドウの小節数の表示の少なさ。1小節、2小節、3小節という1小節ごとのルーラーにしたときに、シネマ4Kのディスプレイに映してもたったの40小節ぐらいしか表示されません。(もちろん1,3,5,とかの表示にすればいくらでもいきますが)Digital Performerは90小節弱表示されますので1曲通して視覚的に見ることが出来ます。めちゃくちゃ構成を把握しやすいのです。自分は常々「楽曲は構成力」であると訴えていますが、そうした意味でもDAWの小節数の表示はとても重要なのです。そして最後に、このソフトは64bitを売りにしていますが、実はそこよりも96kHzにしたときにドロップアウトが激しいのをなんとかしてもらいたい。ハイレゾの時代にインストゥルメントを少し立ち上げただけれブチブチ鳴ってはちょっとオケ系の仕事はこのソフトでは無理です。Digital Performerは128sampleに設定しても、3管編成のオケは止まることなく鳴ります。この辺の改良はしたほうがいいと思いますね。しかし、デザインはかっこいいし、キースイッチ一元管理は素晴らしいし良いところが沢山あります。Digital Performerも是非みならって頑張ってもらいたい。