AIG全英女子オープンが開催されていますが、残念ながら二日間の競技を終え、日本勢はほぼ予選落ちをしてしまいました。なかでも、昨年優勝を果たした渋野日向子ちゃんもリンクスコースに苦しめられ+12というスコアで予選落ち。前回は林間コースだったから日本と同じような環境で戦えたわけですが、リンクスコースというのは超絶うまいゴルファーでも一筋縄ではいかないコースなのです。このリンクスコースというのは自然のままのコースであること(起伏を人間が調整してはいけない)、海沿いの場所であること、コース以外の草などは一切刈ってはいけないこと、木々を植えてはいけない、などなどリンクスと呼ばれるコースにはいくつかの条件があります。しかもリスやモグラが穴を掘ったら埋めてはいけないことになっています。要するに自然のままにし、自然の中で自分との戦いを繰り広げるわけです。風も海沿いなので10mとか平気で吹くし、フェアウェイのド真ん中に飛んだかと思えば、起伏によってすぐにラフにボールがいってしまうなど、運も味方につけないと絶対に優勝できないコースですね。日本のコースに比べれば何倍も難しいので、いつもはアンダー(マイナス)で回れていたものが、+スコアは当たり前で、その辺の気持ちの切り替えも重要になってきます。とにかく、経験がものをいうコースなので、一発目で優勝が出来るほど甘くはないのですが、それでも+12というのは頑張ったほうだと思いますし、日向子ちゃんにしてはよく頑張ったと思います。どんどん練習して是非来年、リベンジしてもらいたいなと思います。