ホリエモンがインボイス反対運動をしている方に対して「これまで消費税を着服してたくせに」と苦言を呈しましたが、着服というよりそういうシステムだっただけですね。「着服」という言葉は正確な表現ではありません。これは小規模の企業やフリーターの方々を守るという事で作られたシステムが作られていたわけですが、それが今回のインボイス制度によって「守る」というシステムが少なからず崩壊してしまったわけです。個人的にはインボイスは賛成でも反対でもありません。ただ、どうしてこう面倒くさい仕組みにしたのか、っていうところについてはイラッとします。消費税も10%なら10%でいいです。場合によって8%とかにしますとか(商品によって税率を変えるとか)複雑になるような事はやめてもらいたい。それだけで経理作業が倍増します。効率良く運営している会社にとってみれば、消費税もインボイス制度もとにかくやるなら簡素化してもらいたいと願っています。このインボイス反対運動をしている人の中にも金銭的なことよりシステムの複雑化に文句を言っている人はかなり多いのではないかと推測します(自分はどちらかというと、この面倒くささに反対です)。どちらにしてもこのインボイスは長年税務署がやりたかったことなので無くなる事はないでしょう。しかしながら、もっとシンプルに簡素化して貰いたいものです。税理士も頭を抱えるようなシステムにすべきではありません。これだけで生産効率がめちゃくちゃ落ちます。ひいては法人税の低下にもつながるということを理解したほうがいいと思いますけどね。