前回、Digital Performerのバグについて日記に書きましたが、MOTU曰く仕様ということだったので一応は細かく説明をしました。もし次のバージョンアップで修正されなかったら30年以上使ってきたDigital Performerと今度こそオサラバする予定です。一応、どんなバグか書いておきましょう。DP使いの方はぜひMOTUに修正を依頼しましょう。ご協力お願いします。

どのDAWにもレガートというコマンドがあります。このレガートという機能は選択した音符を次の音符のアタックまで長さを伸ばすという機能です。例えば、C3という音を連続して入力した場合(HihatやSnareなど主にパーカッション系)次の音まで綺麗に伸ばしてくれるわけです。これはリリースのコントロールもできるし、譜面化した時に変な休符が入らないようにするとても大切なコマンドなのです。しかしDigital Perfomerで同じ音のレガートを掛けた場合(Move Releasesというコマンド)クオンタイズしていないとリリースとアタックが重なってしまい、音が欠けてしまうことがあるのです。アタックのポイントをクオンタイズすれば大丈夫なことがありますが、リアルタイムで弾いた音などは欠ける場合があります。(弾いたタイミングによります。)これは明らかにバグであり、仕様だと言いきるのはちょっと間違っています。ちなみに、説明書にはリリースを次のアタックまで伸ばす書いてあるわけで重なるとは書いていません。しかもMOTUの説明ではMove Releasesコマンドのリリースはクオンタイズを掛けていると言うのです。なぜ??なぜ??なぜ?? 意味不明。レガートコマンドにおいてリリースをクオンタイズする必要は全くなく(そういうコマンドはクオンタイズの中にある「リリースもクオンタイズ」にチェックすればいいだけで、コマンドとして別にあるのです)、単純にリリースを次のアタックまで伸ばしてくれればいいだけでなぜにクオンタイズをかける? そりゃー音が重なってしまうわけです。これを仕様だと言い切るところ、そして、Digital Performerって演奏をそのまま録音するのに優れているのにこのバグに気がついていない人が多いことにビックリします。とある作家がDigital Perfomerはバグがなくて本当にいい、とか言っていたけど山ほどありますし問題山積みです。流石に今回の件は「仕様」と言われたので直らない可能性が高いので、もし次のアップデートで僕の意見が取り入れられなかったら(そもそもバグですからね)この会社に見切りをつけたいと思います。ツールでイライラするのは本当に時間の無駄ですのできっぱり違うDAWへ移行します。