やっと読み終わった。面白かった。やっぱりこの手のストーリーは小説に限りますね。これ、映画化されているみたいですが、とある人物が男性(小説)から女性(映画)に変わっています。いやーそれはダメでしょう、と思うのはこの小説を読んだ方なら誰でも思うところだと思います。ネタバレになるので詳しくは言えませんが、最後のくだりも、全体のストーリの構成、そしてこの男性(小説)の目的も主人公との絆も女性にしたら大きく変わってしまうし、深みがなくなるので絶対可変してはいけないところだと思うわけです。映画の脚本家はこの小説を読んだのだろうか?とおもいたくなります。宮部みゆきの「模倣犯」もそうでしたが、映画ではいやいや違うでしょ!っていう表現が沢山あって(音楽も含め)、自分の中では小説>映画という図は確固たるものとなっています。小説を超えた映画は正直自分の中では現時点で存在していません。