下記のニュースをみて本当にビックリする。
一つは目の話題は「風立ちぬ」の喫煙シーン。
そしてもう一つは「はだしのゲン」の貸し出し禁止。

まず、NPO法人・日本禁煙学会が「風立ちぬ」の喫煙シーンに
苦言を呈したニュースですがほんと呆れかえるとしか言いようがない。
「風立ちぬは」まだ見ていないのでどういう喫煙シーンで
どういう表現だったかわかりませんが、
きっとその時代の雰囲気を大事にして作られたのでしょう。
僕たちが子供のころの大人は、公共の場で沢山喫煙していました。
汽車の中では灰皿があったし、喫茶店に入ればどこもたばこ臭かった。
良いか悪いかではなく、そういう時代だったのです。
多分、その雰囲気を醸し出すために必要なシーンだったんだと思います。
この発言は表現の自由を完全に無視した発言。
はだしのゲンにしたって同じことですね
子供の頃にみたこの漫画は確かに描写が衝撃的でした。
でも、原爆をしらない僕なんかは、原爆や戦争が
末恐ろしいものだと言う事がこの漫画でわかりましたし、
戦争なんて絶対にやってはいけない
ということを子供ながらに感じました。
原爆ドームの平和記念資料館にも人間の皮が溶けた模型とか
当時の悲惨な写真が沢山展示してあります。
それを教育上良くないから排除する、というのは全くおかしな話。
だったら、平和式典とか、終戦記念日なんてもうやめて
みんな戦争の事は忘れるように全てを排除すればいいじゃないですか。
もう何を言っているのか正直意味不明だし、こういう大人がいるから
経験値の少ない子供が増えるんです。
色々なものを見て感じて、それを子供達は自分の頭で考えるわけです。
良いものばかり見せて、良い子が育つとでも思ってるのだろうか?
良い子というのは色々な経験を積んで、色々な人の気持ちが分かる子を
良い子だと言えるのではないでしょうか?
日本は学力が低下しているとか言われています。
こういう大人が周りに沢山いたら子供は学ぶ事すら出来ません。
子供の教育云々言う前に、大人の教育からやりなおさなければいけません。

【風立ちぬ】

http://biz-journal.jp/2013/08/post_2702.html

【はだしのゲン】
http://mainichi.jp/select/news/20130817k0000m040031000c.html