先日の電磁マシマシに出演された朝川氏が
Facebookで書かれていたことにとても賛同しました。
失礼ながら引用させて頂きました。

【朝川さんがラジオで自分の生い立ちを話したあとの話】
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音楽を始めてからハープで仕事をするまでの
話をしたのですが、なかなかハープまでたどり
つかなかったのです。
そりゃそうでしょ。
全く人生の予定になかったんですから。
なので鉄道電気警察しかいない家系の幼少時代や
ビール売りのバイトやそういう話で大幅に
時間をとってしまいHandyHarpとは関係なくなり・・・
私はセースルマンにはなれません。
でも話していて気がついた事は、
音楽以外でのさまざまな経験こそ作曲編曲演奏の
ほぼ全部を占めていて、音楽そのものの勉強は
それを表出させる為の技術の習得だったという事です。
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この最後の3行はまさしく音楽に必要な事だと僕も思います。
どんなに英才教育を受けようが、いくら音楽の勉強しても
良い曲が書けるとは限らない。
楽器の演奏が上手くても、音楽理論を頭に叩き込んでも
人を感動させる音楽を作れるとは限らない。
結局はその人が音楽以外でどういう人生を歩んで来たか、
どいう経験をしてきたか、実はこれにつきるのではないか
と思うわけです。
僕の曲はいつも田舎を感じるとか、懐かしい気持ちになるとか、
そういう感想を言って貰えることが多いわけですが、
まさしくそういう環境で育ってきたわけです。
夜になれば遠くで川が流れる音が聞こえ、
かえるや虫の鳴き声をBGMにしながら寝たり、
休みの日には丘の上へいっては一人で空をぼーっと眺めたり、
日が昇る前に起きて満天の星を見に行ったり・・・。
どれもこれもその時の生活と自分がつくる音楽と
密接に繋がっているということを凄く感じるわけです。
なので、将来どういう仕事につくかわかりませんが、
小さい子供には色々と経験をさせてあげるべきだと思うんです。