全英女子オープンゴルフが現在イギリスで開催されていますが、日本の選手が大健闘しています。2019年の優勝者、渋野日向子選手もスイング改造の中、大健闘しています。一時、−7で一位になった渋野選手でしたが、結局、4連続ボギーをたたき(意地のバーディーもありましたが)、最終的に−4まで後退・・・。自分はプロゴルファーを目指していた時期もあったり、体育の先生になろうかな、なんて考えたこともありました。その時に学んだ教育心理学とスポーツ心理学の見地から−7で一位になった後のティーショットやセカンドショットのスイングや表情が明らかに変わったのをTV画面越しに感じました。なので、これはスコアが崩れるなーと思い、自分は就寝してしまいました。案の定、次の朝にニュースをみたら4連続ボギーをたたいていました(泣)。これ、すごくよく起こる事だし、気持ちもめちゃくちゃわかります。3日目のラウンドだし、今回リンクスの激ムズコースだし、現時点で1位になって尚且つこれからパー5で2バーディーを奪えば優勝も見えてくる。断然有利だなという心理が働きます。ここで最も大事なのは今までのラウンドのことを完全に忘れる事なんですよね。気持ちをリセットさせる。この気持ちの切り替えが出来なかったのがスイングやメンタルに現れてしまった感じがします。こういうのは技術云々ではなく本当に気持ち次第なんですよね。欲だったり、経験値って急に敵になったりします。練習って技術的にうまくなる、という意味合いも当然ありますが、それ以上にこんだけ練習したんだから大丈夫、というメンタルを安定させる事だったりします。スポーツにおいて40%技術、60%メンタルと言われています。メンタルを鍛えることは本当に難しいことでありますが、一番手っ取り早いのは楽しむ事なんじゃないかなと思います。MLBで大活躍の大谷選手は野球を本当に楽しんでいます。大記録もあるなかで結果を出し続けているのはこの楽しむ気持ちなんだと思います。最終日は日本の選手の皆さん、リンクスの激ムズコースを心から楽しんで下さい。