永遠のテーマです。自分の中では作曲家と名乗っていますが、基本、頭の中で作った音楽をコンピュータや譜面にそのまま描き写すといってもいいかもしれません。絵みたいなものですね。なので書くというより紡ぐといった感じです。映像があるとその背景を音楽的に切り取るだけですので作業が早いわけです。好きに書いて、というのは真っ白なキャンバスに書き始めるようなものですのでそんなにサクサクとは書けないんですよね。若いころは下絵なしでパワーで原色を塗りたくっていましたが、流石にいい年齢になるとそんな子供じみたことは出来ないわけで、パワフルな中にももっと繊細に、もっと的確な描写を求めるわけです。そうなると実は、若い頃に使っていたパワーよりも何倍も力が必要になってくるわけで、体力も衰えている中では大量の曲は書けなくなってきます。その代わり1曲がとても濃く、濃密な音楽をつくることができます。どちらが良いかはわかりませんが・・・。