これまで数多くの企業をみてきましたが、共通して金儲けに舵を切った時点でうまくいかなくなるケースが多い気がします。よく言いますが「初心忘れず」目的を見失わないことですよね。ちなみにプロキオン・スタジオは今となっては会社にして良かったなーと思いますが、当時は致し方なく法人にしただけで(クライアント対策)、金儲けしたいとか思ったこともありませんでした。それよりも一つの作品を社内で完結することによりクオリティーが上がる(当時はその方が絶対に良かったと思います)と思っていたところが強かったかなと思います。今は歳をとってマンパワーでは動けなくなってきた所をスタッフの皆んなが手分けして手伝ってくれることに凄くありがたみを感じています。プロキオン・スタジオは音楽事務所としては最低限の仕事しか受けておらず(本来はよくないのでしょうが)なんでもかんでもやろうという体制ではありません。ゆっくり作品に取り組み、生活面では人間らしい生き方が出来るように取り組んでいます。