今日は少し嬉しいご報告があります。その昔、iPhone・iPad向けにハープ専用アプリ「Handy Harp」を販売していましたが、諸事情により一度は販売を終了していました。しかしその後も「また使いたい」という声を多くの方からいただき、このたび大幅なアップデートを施した「Handy Harp II」を復活させることにしました。本日から購入可能です。特徴やアップデートされた内容は下記のパンフレットをご覧になっていただけたらと思います。デモ曲のモックアップを作るとき、ハープの打ち込みって本当に骨が折れる作業ですよね。皆さんはどうやって打ち込んでいますか? とりあえず白鍵でハープっぽく演奏して、あとから一音ずつ調整しますか?それとも、最初からハープ音源に入っている「それっぽい」グリスサンドの音を選んで済ませてしまっていますか? 正直に言うと、自分にとってもハープの打ち込みは「最もやりたくない打ち込み」のひとつでした。ただ、このアプリがあれば、自分がイメージしたハープをほぼ一瞬で打ち込むことができます。アプリとDAWを連動させて、曲に合わせて演奏するだけです。しかも、そのまま譜面ソフトにペダルダイアグラムを転送することも可能です。ハープは、グリッサンド一つとっても本来いろいろな考え方があります。「面倒だから」と、ありきたりなペダリングで済ませてしまうのは、どこか違う気がしていました。同じような悩みを抱えている作曲家、編曲家、オーケストレーターの方には、ぜひ一度使ってみていただきたいです。そして、今回ハーピストの方にも使っていただきたい機能があります。それは、ペダル変更箇所を丸印でわかりやすく示す「変更可視化機能」です。レコーディングスタジオなどで、譜面をもらい、限られた時間でペダルの確認をしなければいけません。この機能があれば譜面をさらいながら、変化させなければいけないペダルが一目瞭然ですし、次に出てくるハープダイアグラムが本当に合っているのかなどの確認も出来るためミスを最小限におさえられます。また、あまりコードのことを分からない方にもプリセットが沢山用意されていますので、試してみることもできます。自分が欲しかった機能をとにかく入れ込みました。そしてハーピストである朝川氏とプログラマーの雲英氏、グラフィッカーの對馬氏と、UI、操作性など、とことん拘って使い勝手のよいアプリを目指しました。ハープについて同じ悩みを抱えていた方がいらっしゃれば、是非、使ってみていただきたいと思います。ハープは音楽全体を(特にオーケストラでは)豊かにしてくれる楽器です。是非、これを期にハープに対しての考え方を見つめ直していただけたらと思います。また、アプリについて率直なご意見などあればお待ちしております。
Handy Harp II 公式ウェブ(日本語)
https://www.procyon-studio.co.jp/handyharp2/
Handy Harp II Official Website(English)
https://www.procyon-studio.co.jp/handyharp2/en/


