今日はNHKのドラマ、「ライド ライド ライド」のレコーディングです。
弦は最近よく一緒にやっている石田さんストリングス。
そして、ピアノは黒執事からベタボレしてしまったパネさん。
ギターはカッティングがめちゃうまの設楽さん、
パーカッションは高田みどりさんでオーボエは庄司さんです。
作品の毛色をしっかりと考えてミュージシャンを選定しています。
1時間番組で全16曲を各2時間ずつのセッションで全て録り終えました。
今回、神テイクがてんこ盛りです(^^)/。
自分の人生のなかで実写のドラマに音楽を付けたのは(多分)
初めての経験だったわけですが、凄く色々と勉強になりましたし、
実写ならではの新しい音楽の付け方を自分なりに探り出す事が出来ました。
是非、一音、一音の魂の音を感じ取っていただけたら嬉しいです。
いつもそうですが、自分は決して監督やスタッフの方(お偉いさん)に
いいように思われたいと思って仕事をした事は一度もありません。
常に自分の役割を自分が納得する形で作りたいと思っているだけであります。
なので、その会社でどんなに地位が高かろうが、年上だろうが、年下だろうが、
どんなに凄い人だろうが自分は臆する事なく同じ目線で会話をしますし、
作品に対して遠慮なく意見を言います。
なので、よく喧嘩(良い意味での意見交換)になります(^^;)。
でも作品に対して喧嘩出来ない人は多分それほど作品に
思い入れがないんだろうなーと思うし、そこで発言出来ないのはどこかで、
自分が作り出した作品ではなく自分自身をよく見せたいと
思っているに違いありません。それは決してクリエイティブではないのです。
そうした意味で、今回も監督と多くの意見交換をしました。
そのお陰で、本当に繊細な音楽を作る事が出来ましたし、
携った全ての人がハッピーになれたと思います。
常にこのようなクリエイティブな仕事をこれからも続けていきたいと思います。