よく「緊張をしないためにはどうすればいいですか?」という質問を目にします。自分なりに緊張とはなにか?をこれまで考えてきました。というのも自分は小さいころから運動で色々な大会に出場してきた関係で緊張しないためにはどうすればいいか、を考えていました。結論は「緊張」には2種類あると思っています。一つは自分をよく見せたいという思い。これは自分が優れているところをみんなに見てもらいたいという思いから緊張をするようになります。誰しも恥ずかしい姿を見られたくないですからね。でも、人からどんな目で見られようとも(カッコ悪い自分でいいやと開き直る)、自分のやるべきことをやる、と思えばこの緊張からはいとも簡単に抜け出せます。もう一つの緊張は「人間の欲」です。例えば、この一球、一打で全ての勝負が決まる(プロなら名誉と大金が手に入る)というシチュエーション。人間の欲からくる緊張ですね。また、これまで練習してきたんだから本番で失敗したくない、上手くやりたいという思い。これらの緊張をなくすのは自分の経験からして多分無理でしょう。なので逆にこの緊張を逆手に取るという方法で対処します。緊張を集中力に変えゾーンへ入っていく。これには練習の時にどれだけ頭を使って練習するかにかかってきますのでその場しのぎでは解決できません。例えば練習の時に数値化する、とか、何かの基準を儲けてそれより+か-で考えながら練習する。そして、本番の時に一通りの流れをイメージし自分が苦手な部分を数値化したものや+,–で練習してきたことを実行する。そこに集中することにより人間の欲を忘れ、一つ一つの動きに集中できます。これによってゾーンに入りやすくするという方法があります。自分はもう人前で喋るとかあまり緊張しなくなりました。演奏は緊張しますけどね(笑)。